JBCFについて

理事長ごあいさつ

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いよいよレースシーズンを迎え、選手、チーム、そしてファンの皆様にとって、心弾む季節となりました。


新法人体制で、スタートしました一昨年から、3年目となる今年は、最近の国内外の経済、政治が激動している中で、真価を問われる年になることと、弊連盟は、気を引き締め、そして『魅せるレース』に取り組んでまいります。


昨年末に発表いたしました活動方針に掲げております、広範な選手層を擁する連盟として、世界、日本のトップを目指すJプロツアーからそれらへのルートを支える、多くのクラスタの方々が、互いにJBCFを通じて、自転車競技の楽しさ、美しさ、また厳しさを共有した強い絆で結ばれてゆくことを期待しています。

 

活動としましては、大切なジュニア、ユースの育成の場として、昨年スタートしましたJユースツアーの更なる充実に向け、高等学校の加盟促進、夏季強化の欧州派遣などを企図。Jプロツアーは世の走性を加速、各チームの特性を生かした露出度のアップを図るべく、モバイルを活用した広報のリアルタイム化など、進化させていきます。そして、大会も国際的にも認められるような安全管理、運営に努めてまいります。

 

大会開催数は昨年より微増ですが、ロードレースは勿論、トラックレースもJBCFでは五輪種目として大切にし、またヒルクライムレースは新企画の裾野を広げる場としても取り組んでまいります。


選手の皆さんには、今シーズンは干支の巳年にふさわしい、粘り強いレースを心がけられて充実したシーズンとされるよう祈念しております。


選手、チーム、ファンの皆様方からより愛される連盟として邁進してまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

平成25年 春


一般社団法人 全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)
理事長 斧 隆夫


◆斧 隆夫(おの たかお) プロフィール


1943年 大阪市浪速区に生まれる。
1959年 自転車競技を始める。
1960年 全日本選手権 琵琶湖一周ロードレース、高校生で6位入賞、頭角を表す。
1965年 ナショナル自転車工業(株)現パナソニックサイクルテック(株)に入社。
      「ナショナル自転車競技部」創立。
 同 年 アジア自転車競技選手権大会(フィリピン)ロード 金・銀。
1966年 アジア大会 チームパーシュート、ロード 金 2個。
1967年 世界選手権、メキシコプレオリンピック参加。日本新記録。
      全日本自転車選手権 ロード 優勝。
      ヨーロッパ転戦。ドイツ、イタリア、 ロード2勝。
1969年 世界選手権参加。
1970年 アジア大会 団体、個人ロード 金・銀 各1個。
1971年 国民体育大会 個人 ロード 優勝。
1973年 全日本チームのコーチ及びメカニシャン等歴任。
      ●オリンピックコーチ 4回 
       1976年 モントリオール大会 長 義和 初の6位入賞。
       1996年 アトランタ大会 プロアマ合同 十文字貴文 3位銅メダル。
      ●世界選手権大会コーチ 8回。
      ●アジア大会コーチ 3回。

 

パナソニックサイクルテック(株)に入社後、品質管理を皮切りに製造畑の各部門を担当。
フルオーダーフレームの創設、後のPOSに繋がる。
世界初のパルスウェルド工法の導入、
自転車フレームロー付けライン(フリーフローコンベアー)等、新工法開発導入多し。
クロモリフレームラインの創設。
1980年、オーダーフレーム治具で「科学技術長官賞」受賞。
フレーム製造課長、POS製造課長、技術審査室長。
1988年より、ヨーロッパレーシングチーム(パナソニックチーム)プロジェクト担当。
1990年より、3年間供給 世界記録、世界選優勝。ツールドフランス ステージ優勝など、年間40~50勝す。
商品開発部長、取締役、常務、専務を経て、特命担当総括顧問を最後に2010年パナソニックサイクルテック退任後、
一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟理事長に就任。
財団法人日本自転車競技連盟常務理事、総務委員長。
JOC総務委員に就任。