みやだロードレース
2011.8.20 - 21
第3回 JBCF みやだロードレース
JBCFロードシリーズ
●JPT(Jプロツアー) 第11戦
●JET(Jエリートツアー) 第18戦
●JFT(Jフェミニンツアー) 第18戦
Jプロツアー表彰式 【photo by Makoto Ayano】
【大会リポート】
JBCFロードシリーズ Jプロツアー第11戦『第3回 JBCF みやだロードレース』
日付 2011年8月20日(土)タイムトライアル
2011年8月21日(日)クリテリウム
会場 タイムトライアル:長野県上伊那郡宮田村
クリテリウム :長野県上伊那郡宮田村内特設コース
距離 タイムトライアル:1.3km
クリテリウム :決勝38.4km(3.2km×12周回)
このレースは2日間に亘って行われる。1日目タイムトライアル+2日目クリテリウム
と、異なる2種目の成績をポイント化し、積算の総合ポイントで順位が決定するもの。
【Jプロツアー:タイムトライアル】
宮田村林間の1.3km。清流沿いの小路で、ゴールまでひたすら登り基調。
道幅が狭く、曲がりくねったコースは見通しが悪く、直角コーナーが1ヶ所。
天候は雨で気温も低く、コンディション的にも難易度が増す状況である。
選手は現在のツアー総合ランキング降順で30秒毎にスタートする。
出走84名のうち、後半までは2分43秒がトップタイムであったが、上位20名内から一気に2分30秒台へ。ランキング4位の西薗良太(シマノレーシング)が2分29秒のトップタイムを出す。結果、唯一2分30秒を切った西薗が1位。1位~4位まではシマノレーシングの独占となった。
《タイムトライアル結果》※Pは付与ポイント
1位 西薗 良太(シマノレーシング) 02:29.97秒 31.20km/h 50P
2位 畑中 勇介(シマノレーシング) 02:31.44秒 +00:01 45P
3位 鈴木 真理(シマノレーシング) 02:33.37秒 +00:03 44P
4位 鈴木 譲 (シマノレーシング) 02:34.07秒 +00:04 43P
5位 増田 成幸(宇都宮ブリッツェン)02:36.01秒 +00:06 42P
6位 廣瀬 佳正(宇都宮ブリッツェン)02:36.66秒 +00:06 41P
【Jプロツアー:クリテリウム】
予選勝ち上がり→決勝で行われる。決勝ではボーナスポイントを得るポイント周回が設けられており、ゴール着順のみではなくレース中の周回ポイントも順位に影響する。全12周回のうち、3・6・9周の3回が通過上位4名にポイント付与。他、5・10周の2回に地元賞(付与ポイント外)も設けられており、周回毎の緩急を促している。
3.2kmの周回コースは平坦基調だが、緩やかなアップダウンを含みながら10ヶ所の直角コーナーで繋ぐ。道幅も広くはなく、濡れた路面のコーナーはレースへの影響も予想される。
1日目に続き天候は雨。予選では一時小康状態となり、路面が乾くほどにまで回復したが、決勝スタート頃にはまた雨。気温も低く肌寒い状況でのレースとなった。
スタートからペースが早く、集団は一列棒状で先頭が入れ替わる状態。3周回目のポイントは、畑中勇介(シマノレーシング)、増田成幸、辻善光(宇都宮ブリッツェン)、ガロッファロ・ヴィンチェンツォ(マトリックスパワータグ)の4名が、順に通過し、ポイントを獲得。通過後の4周回目、鈴木真理(シマノレーシング)が単独で抜け出す。鈴木は4周回~9周回まで先行し続け、6周回目と9周回目の1位ポイントを獲得。一方、メイングループでは、いずれも畑中がポイント周回先頭をとり2位ポイントを獲得。ポイント周回を終えると、単独先行し続けた鈴木は集団に吸収、愛三工業レーシングチーム、宇都宮ブリッツェンを中心に集団は活性し始める。
ラスト12周回目、柿沼章(宇都宮ブリッツェン)がアタック。山下貴宏(マトリックスパワータグ)が反応し、2名で先行する。残り100m、最終コーナーを単独で抜けてきたのは山下、このまま逃げ切りかと思われたが、ゴール直前で集団が捉え、かわしてきた畑中が獲った。
《クリテリウム結果》※Pは付与ポイント
1位 畑中 勇介(シマノレーシング) 50P
2位 中村 誠 (宇都宮ブリッツェン) 45P
3位 山下 貴宏(マトリックスパワータグ) 44P
4位 品川 真寛(愛三工業レーシングチーム)43P
5位 西薗 良太(シマノレーシング) 42P
6位 増田 成幸(宇都宮ブリッツェン) 41P
みやだロードレース、総合優勝は畑中勇介(シマノレーシング)。タイムトライアル2位、クリテリウム1位+3回のボーナスポイント獲得による。シマノレーシングは、総合ワン・ツー・スリーと表彰台を独占した。
ツアー総合1位のルビーレッドジャージは引き続き増田。2位の畑中がその差25ポイントに迫っている。チーム総合はシマノレーシング、2位の宇都宮ブリッツェンとのポイント差を徐々に広げ、総合力を見せている。
ツアーは残すところあと4戦、今後の総合争いに注目。
《総合結果》※Pは付与ポイント
1位 畑中 勇介(シマノレーシング) 45+50+11=106P
2位 西薗 良太(シマノレーシング) 50+42+ 2= 94P
3位 鈴木 真理(シマノレーシング) 44+39+10= 93P
4位 増田 成幸(宇都宮ブリッツェン)42+41+ 5= 88P
5位 中村 誠 (宇都宮ブリッツェン)40+45+ 0= 85P
6位 鈴木 譲 (シマノレーシング) 43+40+ 0= 83P
【Jフェミニンツアー】
距離 タイムトライアル:1.3km
クリテリウム :決勝22.4km(3.2km×7周回)
2日目のクリテリウムは7周回、ボーナスポイント周回が2回設けられている。
雨が激しく、ゆったりとしたペースで集団のままレースは進行する。ポイント周回は、西加南子(LUMINARIA)と高橋奈美(Vitesse-Serotta-Feminin)が激しく争い、1回目は高橋、2回目は西が1位ポイントを獲る。力尽きた選手が徐々に集団から落ちていき、ラスト周回には集団9名。ゴールはボーナスポイント獲得の3名、西、高橋、西塚優美(SQUADRA CORSA cicli HIDE)でのスプリントとなり、高橋が1位を獲った。
《タイムトライアル結果》※Pは付与ポイント
1位 高橋 奈美(Vitesse-Serotta-Feminin) 03:13.24秒 24.21km/h 50P
2位 西塚 優美(SQUADRA CORSA cicli HIDE)03:13.66秒 +00:00 45P
3位 西 加南子(LUMINARIA) 03:16.50秒 +00:03 44P
《クリテリウム結果》※Pは付与ポイント
1位 高橋 奈美(Vitesse-Serotta-Feminin) 50P
2位 西 加南子(LUMINARIA) 45P
3位 西塚 優美(SQUADRA CORSA cicli HIDE)44P
《総合結果》※Pは付与ポイント
1位 高橋 奈美(Vitesse-Serotta-Feminin) 50+50+ 8=108P
2位 西 加南子(LUMINARIA) 44+45+ 8= 97P
3位 西塚 優美(SQUADRA CORSA cicli HIDE) 45+44+ 4= 93P
【photo by Makoto Ayano】
【JBCF事務局からのお知らせ】
[COMMUNIQUE No.2:2011.08.17]
1.8/20(土)のTTのスタート順は以下の通りとする。
・クラスタ順はF1・2、E3、2、1、P1
・F1・2、E3、2、1についてはゼッケン順とし、スタート地点に2名並列し1名ずつ15秒間隔でスタートする。
・P1については、ランキング降順で別表のスタートリストにより1名ずつ30秒間隔でスタートする。
・各クラスタのトップタイムを出した者は、フィニッシュ地点にて待機し、タイムを抜かれたら交代すること。
2.E2クラスタのクリテリウムは、参加者が42名なので予選は行わず、決勝のみとする。
3.これにより、8/21(日)のスケジュールを一部変更する。
出走サイン 7:10~ 各クラスタスタートの15分前まで
E3予選1組 7:50~
E3予選2組 8:15~
以降は要項通りで変更はしない。
4.クリテリウムの補給については、監督会議で指示するが、各自で熱中症対策は十分に行うこと。
[COMMUNIQUE No.1:2011.08.01]
1.タイムトライアルで使用する自転車については、クリテリウムで使用するものと共通とし、エクステンションバー、ディスクホイール、エアロヘルメットの使用は不可とする。
※これはコース走行の安全に配慮した結果である。
2.本大会は、別表の成績の出し方により総合成績を出して、規定のJBCFポイントを付与する。また、各レース毎にも表彰は行う。
なお、各レースのみに参加することも可能ではあるが、総合成績の対象とはならず、JBCFポイントはDNFポイントを与える。